11月5日(金曜日)
2020年2月…
年に一度全ての検査を行った母。
母に新たな病気が…
信じたくない結果だった。
病名は肺癌と宣告された。
しかも…厄介な場所に癌があった。
母は手術も抗がん剤治療もやらないと…
その時主治医の先生に言った。
付き添いで一緒に聞いていた私も妹も娘も
一瞬時がとまった…
主治医の先生は…じっと母を見つめて
うん。うん。とうなずいた。
母の決断に私達も納得した。
この日から母は病気との戦いが始まった。
いつも、明るくて、元気で、笑わせてくれる
母…いや。ママだった。
思い出づくりも始まった。
毎日顔を見る事ができないのなら…
毎日、電話で今の様子を聞いていた。
毎日、毎日。
心配の連続だった。
そして今年8月
法事があった。
皆んなと会えるのは最後になるから
という母の言葉に
コロナ感染が心配だったけれど…
母の希望通り一緒に行った。
行って良かった。
それから数週間後8月26日
行きたい!行きたい!と言っていた場所へ
妹と3人で行った。
母のふるさと…小郡市味坂。
幼い頃の思い出が沢山ある場所
味坂小学校にも行った。
笑顔になっている母の顔を今でも忘れない
小学校の近くで病院をしていた母の家は
今はもうないけれど…
大きな木は今でも残っていた。
母は懐かしい!懐かしい!と涙した。
幼馴染のお友達には会えなかったけれど…
連れて行く事ができて本当によかった。
これが最後のお出かけにもなった。
9月に入り益々体調が悪くなり
妹の自宅へと連れて帰る。
妹と一緒に看病が始まった。
10月1日。母87歳の誕生日。
意識が余り無かったけれど…
無事に米寿を迎える事ができた。
10月7日。
担当医の先生に相談。
そして入院。
入院前まで毎日会っていたけれど…
コロナで1週間に1度10分間の面会。
辛かった。本当に。
次の面会までは会えるのかどうなるのか…
誰にも分からない状態が続いた。
頑張るママの姿。
29日。急変。
付き添いで妹と病院に泊まりこみ。
しかし…
2021年10月31日午後9時05分
母は私達家族に見守られながら
静かに息をひきとりました。
何度も、なんども
ありがとう!ありがとう!
母の耳元で叫んだ。
母は偉大な人でした。
穏やかな顔をしてました。
11月1日、2日と友人の成満寺住職様に
お勤めをしていただき
母をお見送りする事ができました。
母の手のぬくもり
明るくて、笑顔、元気だったママ。
ずっと、ずっと見守ってください。
ありがとう。
感謝。
2020年2月から2021年10月31日まで…
一日一日を大切に生き抜いてきました。
母の事。ありがとうございました。
追伸。
今週はレッスンをお休みさせていただき
ご迷惑をおかけしました。
お悔やみのお言葉もいただき
ありがとうございました。
来週よりまたレッスン頑張ります。
どうぞ、よろしくお願いします。
一日一日を大切に…
頑張ろうー♪
See you!
Bu